【■B-1】ベンゾジアゼピン系催眠鎮静薬、抗てんかん剤、抗けいれん薬、抗不安薬、マイナートランキライザー。抑制系増強
用法・用量
犬:
鎮静・麻酔:
0.25 mg/kg PO q8h
0.25 mg/kg IV [1]
不安障害:
0.5-2 mg/kg PO q4~24h
※雷や花火恐怖症、動物病院来院前の30~60分程前に投与する。
抗てんかん:
0.5 mg/kg IV または、1 mg/kg IR/SUPP(癲癇重積・群発発作)
発作が止まらない場合は繰り返し(1日3回程度まで)
0.5-2 mg/kg/day PO BID-TIDに分割投与 [4]
てんかん重積初期治療:
1(0.5-2) mg/kg IV [4]
※2~3回反復投与しても発作持続や3時間以内に再発するなら、フェノバルビタールやレベチラセタム投与。
UMN膀胱麻痺:
0.25-0.5 mg/kg PO TID
※圧迫排尿30分ほど前に投与すると排尿が容易になる。
メトロニダゾール中毒:<3>
夜泣き:
0.5-2 mg/kg PO(就寝前1時間に)
夜間不安:
0.5-2 mg/kg q4h 必要に応じて [2]
効果発現まで1-2h
嵐恐怖症:
0.5-2.2 mg/kgを暴風雨に必要に応じてPO [3]
認知機能障害:
0.2-2 mg/kg/day 2-3分割 [5]
猫:
0.5-2 mg/kg/day PO 分割してBID-TID
鎮静・麻酔:
0.25 mg/kg IV [1]
不安障害:
0.2-0.4 mg/kg PO q12-24h
抗てんかん:
0.5-2 mg/kg/day PO BID-TIDに分割投与 [4]
心因性脱毛:
1-2 mg/kg PO BID
下部尿路疾患疼痛管理:
1-2.5 mg/cat PO TID
認知機能障害:
0.2-2 mg/kg/day 2-3分割 [5]
うさぎ:
1-5 mg/kg IV, IM
フェレット:
0.5-2 mg/kg PO, IV, IM
ハリネズミ:
0.5-2 mg/kg PO, IV, IM
齧歯類:
0.5-5 mg/kg IV, IM
鳥類:
軽度鎮静:
0.1-1 mg/kg PO, IV, IM
鎮静:
2.5-4 mg/kg PO TID-QID
抗痙攣:
0.1-1 mg/kg PO, IV, IM
爬虫類:
0.5-2.5 mg/kg IV, IM
※イベルメクチンとの併用注意
参考事項
禁忌:
肝障害、緑内障、妊娠中、授乳中動物への投与は禁忌。
注意事項:
IMは痛みを伴う。
投与は最小用量から始め、効果が得られるまで漸増する。
犬では連続投与で、耐性により半減期が短縮するため、てんかんの維持薬には用いない。猫では長期のてんかん維持薬としても使用可能(ただし、長期投与は肝毒性の危険性ありでお勧めではない)。
ベンゾジアゼピン系薬剤は、老年期のヒト患者における認知症症状の悪化と関連しているが、犬では研究されていない。
副作用:
鎮静、運動失調、不安亢進。犬では興奮や食欲増進作用が見られることがある。また、猫では急性肝壊死が起こることがあるので注意すること。
相互作用:
その他:
作用点:
GABA、BZD受容体
半減期:
犬 3時間、猫 15-20時間
参考資料
1. 2022 WSAVA guidelines for the recognition, assessment and treatment of pain
2. Top 5 Tips for Managing Nocturnal Anxiety in Geriatric Dogs
3. Storm Phobias in Dogs
4. 犬と猫のエマージェンシー対応
5. 犬と猫の高齢性認知機能不全
[薬剤添付文書]
[参考文献等]

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- 神経科セミナー 2013 / 第22回 神経科セミナー 脳疾患-症例ビデオ Vol.12
- 神経科セミナー 2013 難しい痙攣発作およびてんかん重積に対する治療法 Vol.9
- 麻酔学セミナー 軽度の処置に対する鎮静と化学的保定 / 不動化 Vol.2
- VMN セミナー 2004 神経病学 ‥ 動画で神経障害を徹底検証 ‥ Vol.06 1.痙攣発作:治療法

<1> プラリドキシム
<2> フェレットの正常な上部消化管の検査
<3> 犬のメトロニダゾール中毒に対する治療薬としてのジアゼパム:21症例の回顧的研究
<4> 今月のECG
<5> 今月の麻酔症例
<6> 正常な犬において各種の麻酔薬が喉頭鏡検査中の喉頭運動に及ぼす影響
<7> 今月の臨床繁殖学問題
<8> フルマゼニル
<9> 今月の麻酔症例
<10> 臨床的に正常な犬においてケタミン、ジアゼパム、およびそれらの組み合わせが眼内圧に与える影響
<11> 犬の外科手術中におけるリドカインとフェンタニルによるイソフルランの節約効果に対する評価
<12> 犬における髄腔内へのモルヒネの過量投与
<13> 不安に関連した問題行動を起こす犬におけるジアゼパムの効果に関する回顧的評価
<14> てんかん発作重積状態と急性反復性発作の治療としての静脈内レベチラセタム注射についての二重盲検、プラセボ対照試験
<15> ポメラニアンにおけるビタミンD受容体遺伝子の新規突然変異が引き起こした遺伝性1,25-ジヒドロキシビタミンD抵抗性くる病
<16> エビデンスには何がありますか? 局所鎮痛薬とオピオイドを組み合わせた硬膜外投与プロトコール
<17> 今月の麻酔科症例 CNSの損傷
<18> 今月の麻酔科症例 短頭種犬においてオピオイド投与と気管チューブ抜管を同時に行ったことによる迷走神経介在性心肺停止
<19> 臨床における病理学 脳腫瘍
<20> 健康犬に対するレベチラセタムの直腸内投与
<21> 特発性てんかん罹患犬における生活の質の評価
<22> 猫における血液学的、血漿生化学的、および凝固系の検査の結果に及ぼす経静脈の低用量ケタミン – ジアゼパムによる鎮静の影響
<23> 整形外科手術を受け、ヒドロモルフォンを投与された犬における術後期間中の嘔吐の頻度
<24> 今月の麻酔症例 犬におけるプロポフォール全静脈麻酔中のジストニア
<25> 今月の麻酔症例 気管内チューブのねじれによる陰圧性肺水腫および死亡
<26> 膝関節の手術を受けた犬における術中抗侵害受容および術後鎮痛に関する、硬膜外麻酔後と大腿神経および坐骨神経ブロック後の比較
<27> 今月の麻酔症例 2%リドカインによる局所麻酔薬中毒
<28> 今月の麻酔症例
<29> 今月の動物行動学症例
<30> あなたの神経病学的診断は何ですか? 脳空洞症
<31> 今月の麻酔症例 イソフルランとの相互作用によるものと考えられるミダゾラムに関連した眼振
<32> あなたの神経学的診断は何ですか?
<33> 犬のてんかん重積状態の治療のためのミダゾラムの点鼻投与対ジアゼパム直腸内投与 :多施設無作為並行群間臨床試験
<34> 前投薬を受けた犬におけるプロポフォール、ケタミン-プロポフォール、あるいはケタミン-ジアゼパムによる麻酔導入後の経口気管内挿管の心血管系に対する影響
<35> チレタミン-ゾラゼパム、アルファキサロン、ケタミン-ジアゼパム、プロポフォールで導入しイソフルランで維持した麻酔後の犬の回復特性
<36> チョコレート中毒
<37> 猫の発作の管理について
<38> 伴侶を失った猫における鬱病の治療
<39> 成ライオン(Panthera leo)に対する麻酔薬としてのプロポフォールの効果: 確立している2種のプロトコールとの比較
<40> イソフルレンあるいはイソフルレンとフェンタニルのコンビネーションで麻酔した犬の最少肺胞濃度に対するジアゼパムおよびフルマゼニルの効果
<41> 2頭の犬における頭部を馬に蹴られた後の頚部損傷
<42> ジスルフォトン(有機リン系農薬;エチルチオメトン): ペットが死亡する危険性
<43> ブトルファノール・グリコピロレートで前処置した犬におけるチオペンタール、プロポフォール、ジアゼパム・ケタミン麻酔の喉頭機能評価に関する比較
<44> リンパ腫に罹患した猫におけるクロラムブシル誘発性ミオクローヌス
<45> 卵巣子宮摘出術を実施した猫における術後鎮痛剤としての術前カルプロフェンおよび術後ブトルファノールの比較
<46> プロポフォール導入した犬の鎮静に対するジアゼパム静脈内投与あるいはメデトミジンの微量投与の効果
<47> 犬でのプロポフォール導入と心血管パラメーターに対するジアゼパムあるいはリドカインによる前処置の効果
<48> 猫の麻酔後発熱
<49> メタアルデヒド中毒の犬18頭の臨床的、神経学的、および臨床病理学的症状と、治療および転帰
<50> 臨床的な外科あるいは診断手技のために麻酔した犬におけるセボフルランとイソフルランの比較
<51> 犬の不安に関連した障害に対する、フルオキセチン、ジアゼパム、行動調節療法の利用
<52> フェノバルビタール投与によりコントロールすることができた去勢済雄の短毛飼育猫における異常性欲について
[WR2305,VQ2305:ジアゼパム]


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