【■B-2】甲状腺ホルモン製剤
用法・用量
犬:
投与開始量:
20 μg/kg/day PO SID [添付文書]
※投与開始後2~4週目にモニタリング(臨床観察、甲状腺ホルモン及び血液・生化学的検査)を行い、投与量を調整する。
2-4週間後:
10-40 μg/kg/day PO SID
※維持期間中は、約4か月間隔でモニタリングを行い、個体別に投与量を調整する。また、投与量を変更した場合、変更後2~4週間目にモニタリングする。
※モニタリングの採血は投与後4-6時間後に行う。
粘液水腫性昏睡:
4-5 μg/kg iv q12h [2][VMN](但し、国内にIV製剤はない)
猫:
甲状腺機能低下症:
100-200 μg/cat/day PO [1][VMN]
うさぎ:
フェレット:
ハリネズミ:
齧歯類:
鳥類:
爬虫類:
参考事項
禁忌:
重篤な肝障害及び腎障害の疑いのある犬には投与しないこと。
レボチロキシンナトリウム又は添加剤にアレルギーのある犬には投与しないこと。
注意事項:
肝臓及び腎臓の血液生化学的検査値に異常がみられる犬に投与する場合には、モニタリング(用法及び用量の項を参照)間隔を短くするなど慎重に投与。
狭心症、心筋梗塞、動脈硬化症、高血圧等の重篤な心・血管系の障害のある犬には原則として投与しないこと。やむを得ず投与する場合には少量から開始し、心機能の評価をふまえて投与量を調整するなど慎重に投与すること(基礎代謝の亢進による心負荷により、病態が悪化するおそれがある)。
副腎皮質機能不全、脳下垂体機能不全の犬には原則として投与しないこと。やむを得ず投与する場合には、少量から開始するなど慎重に投与すること〔副腎クリーゼを誘発し、ショック等を起こすことがあるので、副腎皮質機能不全の改善(副腎皮質ホルモンの補充)を十分はかってから投与すること〕。
糖尿病の犬に投与する場合、血糖値をコントロールするために必要なインスリン製剤、スルフォニル尿素系製剤の投与量が変わることがあるので、慎重に投与すること。
高齢の犬に投与する場合には、モニタリング(用法及び用量の項を参照)間隔を短くするなど慎重に投与すること。
副作用:
食欲不振、胃腸障害(嘔吐、下痢、軟便等)、肝機能障害(肝機能検査値の異常)
過剰投与により過敏症、無気力、頻脈、不整脈、心不全、呼吸促迫、呼吸困難、光反射異常、掻痒、食欲亢進、急激な体重減少、嘔吐、下痢等の甲状腺中毒の症状があらわれることがある。
相互作用:
シサプリドの代謝を阻害するため、併用注意。
クマリン系抗凝血剤の作用を増強することがある。
その他:
参考資料
1. Spontaneous primary hypothyroidism in 7 adult cats
2. Hypothyroid Dogs Treated with Intravenous Levothyroxine
[薬剤添付文書]
- 【動】レベンタ [動物用医薬品等データベース]
- チラーヂン


<1> 甲状腺機能低下症および粘液水腫性昏睡
<2> 甲状腺機能低下症の犬における新しいL-チロキシン液状製剤による1日1回投与の治療の臨床評価
<3> 雌犬において実験的に誘発させた長期的な甲状腺機能低下症の繁殖への影響
<4> 甲状腺機能低下症の犬においてチロキシン補給が糸球体濾過率に与える影響
<5> 成猫における原発性甲状腺機能低下症と甲状腺腫
<6> 臨床における病理学 ノミアレルギーと甲状腺機能低下症の併発
<7> 甲状腺機能正常犬における視床下部-下垂体−甲状腺軸に対するレボチロキシン投与と休薬の影響
<8> 臨床における病理学
<9> あなたの診断は何ですか?
<10> 甲状腺機能低下症および動脈血栓塞栓症に罹患した犬におけるレボチロキシン投与後の心房細動の変調
[WR2305,VQ2305:レボチロキシン]

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