プロプラノロール塩酸塩:Propranolol Hydrochloride

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不整脈治療剤(頻脈性)

A-4】 β-アドレナリン受容体拮抗薬 (非選択的β遮断薬)、高血圧・狭心症・不整脈剤、血圧降下薬。
Vaughan Williams 抗不整脈薬分類 II群「P-R間隔、QRS 幅は顕著に延長するが、Q-T間隔には影響しない薬剤」。

用法・用量

犬:

上室性および心室性不整脈:[1]
 0.2-1 mg/kg PO TID(8時間毎)
 0.02-0.06 mg/kg IV(5-10分以上かけて)
頻脈性不整脈、褐色細胞腫、高血圧、尿道閉塞:
 0.2-1 mg/kg PO BID-TID
 20-60 μg/kg IV(5-10分かけて。効果が現れるまで繰り返す)
ジキタリス配糖体、キョウチクトウ中毒:
 0.5 mg/kg IV
 ※必要ならば、不整脈調節のために再投与。
認知機能不全:[2]
 0.5-2.0 mg/kg BID もしくは頓服

猫:

※肝障害がある場合は中毒が起こりやすいので、投与は慎重に
2.5-5 mg/cat PO BID-TID
2.5-10 mg/cat PO BID-TID
20-60 μg/kg IV(5-10分かけて。効果が現れるまで繰り返す)
※甲状腺機能亢進症では中毒の危険性あり。
上室性および心室性不整脈:[1]
 BW 4.5kg以下 2.5-5 mg PO 8-12hごと
 BW 4.5kg以上 5mg PO 8-12hごと
 0.02-0.06 mg/kg IV(5-10分以上かけて)
尿道閉塞:
 0.2-1 mg/kg PO TID

うさぎ:

フェレット:

ハリネズミ:

齧歯類:

鳥類:

爬虫類:

参考事項

禁忌:

 心収縮能の低下した動物や徐脈の動物には禁忌。

注意事項:

 低用量から開始すること。
 鬱血性心不全時には注意。
 気管支収縮が生じるために、呼吸器系疾患の動物では慎重投与。

副作用:

 食欲不振、沈鬱、心抑制、徐脈、心拍出量低下、運動不調
 ジゴキシンとカルシウム拮抗薬の房室伝導抑制作用を相互に増強する。

相互作用:

その他:

 頻脈性不整脈、高血圧、褐色細胞腫、猫の肥大型心筋症に適応。
 尿道閉塞に対してβ遮断により膀胱の収縮を高める作用を期待して使用。ベタネコールとの併用可能。

参考資料

1. 犬と猫のエマージェンシー対応
2. 犬と猫の高齢性認知機能不全

[薬剤添付文書]

 ※その他後発品あり

[参考文献等]

1. チョコレート中毒
2. 犬5頭におけるリドカインを使用した上室性頻脈の除細動(カルジオバージョン) 
3. 犬の甲状腺機能に薬物が与える影響 

[WR2304,VQ2304:プロプラノロール]

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