【■】うつ病・うつ状態治療剤、セロトニン遮断再取り込み阻害薬 (SARI)
用法・用量
犬:
不安、恐怖:
2.5-10 mg/kg PO PRN
騒音恐怖症:
4.5 mg/kg PO q8-12h <12>
4.4 mg/kg PO q24h <16>
来院前鎮静:
4-12 mg/kg PO
※来院2時間前にPO。
3-10 mg/kg PO (最大300 mgまで)
認知機能障害(夜鳴き):
2.5-10 mg/kg PO q8-24h
2-5 mg/kg(~ 12 mg/kg)頓服もしくはTID [4]
夜間不安:
3-10 mg/kg q8-12h 必要に応じて [1]
効果発現まで4h以上
分離不安症:[3]
3-8 mg/kg PO q8-12h
猫:
推奨開始用量:[2]
25 mg/cat PO
不安、恐怖:
50 mg/cat PO PRN
来院前鎮静:
50-100 mg/cat PO
※来院2時間前にPO
認知機能障害:
25-50 mg/cat SID-BID [4]
うさぎ:
フェレット:
ハリネズミ:
齧歯類:
鳥類:
爬虫類:
参考事項
禁忌:
セレギリンと併用すべきではない。
注意事項:
トリプトファンとの併用は避ける(有害副作用の可能性あり)
三環系抗うつ剤、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)との併用は致死的なセロトニン症候群を引き起こす可能性があるので注意。
上部消化管に食物があると、吸収が遅れる可能性がある。
副作用:
犬および猫におけるトラゾドンの経口投与に関連する有害事象は一般的に軽度であり、忍容性も良好である。
鎮静、行動抑制、興奮、運動失調、消化器系への影響(例:嘔吐、下痢)、食欲の増加または減少、頻脈
第三眼瞼突出(猫)
相互作用:
その他:
効果は個体差が大きい。
研究では、犬で1日1回最大14 mg/kg(随時投与のみ)および1日1回最大19.5 mg/kg(毎日投与および随時投与の両方)の大量経口投与が報告されている。
犬では、発現までの潜伏時間は経口投与後通常2時間未満であり、状況不安に対する即効性のある鎮静薬/抗不安薬として使用できる。
上部消化管に食物があると吸収が遅れることがある。
猫の鎮静のピークは経口投与後2~2.5時間。
参考資料
1. Top 5 Tips for Managing Nocturnal Anxiety in Geriatric Dogs
2. Trazodone for Dogs & Cats
3. Behavior Problems in Adopted Cats & Dogs
4. 犬と猫の高齢性認知機能不全
[薬剤添付文書]
[参考文献等]


<1> 犬の不安症の治療における補助薬としてのトラゾドンの使用:56例(1995-2007)
<2> 輸送と診察に関連する不安徴候を減らすための、動物病院へ来院する前の猫への塩酸トラゾドンの単回投与の有効性
<3> 入院中の犬におけるストレスの行動兆候に対するトラゾドンの効果
<4> 整形外科手術のため全身麻酔を施した犬における、アセプロマジンとトラゾドンがプロポフォールの麻酔導入量および心血管変数に及ぼす影響
<5> 今月の動物行動学症例:雷雨恐怖症
<6> 今月の動物行動学症例
<7> ミニチュアアメリカンシェパードの粥状動脈硬化症に関連する指趾の虚血性壊死と高脂血症
<8> 今月の動物行動科症例 分離不安症
<9> 今月のECG
<10> 今月の動物行動症例
<11> あなたの診断は何ですか?
<12> 今月の動物問題行動症例
<13> 今月の動物行動科症例 犬における常同運動症を伴う分離不安
<14> 動物病院で診療中の犬におけるストレスの行動学的および生理学的症状に対するトラゾドンの効果:無作為二重盲検プラセボ対照交差臨床試験
<15> 今月の麻酔科症例
<16> 今月の動物行動科症例
<17> 今月の動物行動科症例
<18> 健康な犬の神経学的検査に対するトラゾドン投与の影響
<19> 犬における肢端舐性皮膚炎に対する補助療法としての低出力レーザー治療の有用性について: 無作為化、二重盲検、偽対照研究
<20> トラゾドン療法に続発した肝毒性を疑う犬の1例
[WR2305,VQ2305:トラゾドン]


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