【■A-1】抗不安薬、抗けいれん薬、催眠鎮静薬。抑制系増強
特にてんかん重積や群発発作など、緊急時には、ジアゼパムの投与後無効であれば、注射薬を用いる。
用法・用量
犬:
2-3 mg/kg PO BID(必要に応じて増量。ただし、最大5 mg/kg PO BIDまで)
2-8 mg/kg IM, IV BID(てんかん重積時)
抗てんかん発作:
2-5 mg/kg BID [5]
唾液腺症 :
初期投与量 1.5 mg/kg PO BID [4]
ジャーマン・ショートヘアード・ポインターのジスキネジア:
2 mg/kg PO BID [2][3]
猫:
2-2.5 mg/kg PO BID
2-4 mg/kg IM, IV BID(てんかん重積時)
抗てんかん発作:
2-5 mg/kg BID [5]
うさぎ:
2-6 mg/kg PO BID
フェレット:
ハリネズミ:
2-6 mg/kg PO BID
齧歯類:
1-4 mg/kg PO BID
鳥類:
1-7 mg/kg PO BID~TID
爬虫類:
参考事項
禁忌:
注意事項:
副作用:
急性副作用として、鎮静状態、行動変化、不活発、ふらつきが投与初期2週間ほど見られことがある。
持続性副作用として、多飲多尿、多食が見られることがあり、これによる肥満に注意すること。
長期投与で、肝障害、貧血、甲状腺機能低下が見られることがあるので、定期的な血液検査が必要(最低でも半年に1度)。
相互作用:
その他:
作用点:
GABA、BZD受容体
血中濃度(犬):
単独使用の場合、20-35 μg/mL
臭化カリウム併用時、10-36 μg/mL
※3週間隔で測定する。安定したら半年間隔で測定。
半減期32-89時間
血中濃度(猫):
20-30 μg/mL
半減期34-43時間
参考資料
1. International veterinary canine dyskinesia task force ECVN consensus statement: Terminology and classification
2. Anticonvulsant responsive, episodic movement disorder in a German shorthaired pointer
3. 新 伴侶動物治療指針 1;178-185:犬の発作性ジスキネジア
4. A Case report: Phenobarbital – responsive sialadenosisin a dog
5. 犬と猫のエマージェンシー対応
[薬剤添付文書]
[参考文献等]


<1> フェノバルビタール投与によりコントロールすることができた去勢済雄の短毛飼育猫における異常性欲について
<2> 健康な猫におけるフェノバルビタールの長期経皮投与によって得られた治療に有効な血清フェノバルビタール濃度
<3> 原発性てんかんが疑われた猫の治療および長期的なフォロー・アップ
<4> 犬の重度のフェノバルビタール中毒に関連して認められた一過性の白血球減少症、血小板減少症、貧血
<5> 長期間のフェノバルビタール治療がイヌの甲状腺と副腎軸 および副腎機能検査結果に与える影響
<6> フェノバルビタール治療を行った癲癇犬の血清中アルカリフォスファターゼ分画プロファイル
<7> 犬のてんかんの薬物的管理
<8> ジャーマンシェパードの子犬にみられた、フェノバルビタール反応性の流涎症、嚥下困難、明らかな食道痙攣について
<9> 犬の唾液腺症
<10> てんかん猫におけるフェノバルビタール関連性有害作用の有病率と臨床的特徴
<11> 犬におけるフェノバルビタール誘発性偽リンパ腫の疑い
<12> 猫の痙攣発作に対するフェノバルビタールの治療濃度の評価および分類システムの適用:30例(2004-2013)
<13> てんかんの犬におけるレベチラセタムの薬物動態に対するフェノバルビタール、あるいは臭化物の長期投与の影響
<14> フェノバルビタール誘発性偽性リンパ腫が疑われた猫の1例
<15> フェノバルビタール反応性および抵抗性の特発性てんかんであるボーダーコリーのABCB1遺伝子における多型性
<16> フェノバルビタールあるいはフェノバルビタールと臭化物により治療を受けたてんかん発作を起こす犬における血清トリグリセリド濃度
<17> 特発性てんかんが疑われた猫に対するフェノバルビタール治療の補助としてのレベチラセタム
<18> フェノバルビタールの投与歴のある11頭の犬における表在性壊死性皮膚炎(1995-2002)
[WR2304,VQ2304:フェノバルビタール]


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